短答本試験の難易度

今日、昨日のTACの模試の解説テープを聴いた。

鑑定理論の試験について、講師の方が「個人的な意見」としながらも、「本試験は今回の問題よりも基本的な内容が多くなり、難易度は下がるだろう」とおっしゃっていた。

本当でしょうか?今回の試験の平均点がどんなもんだったのか、現状ではわかりませんが、これ以上難易度が下がったら、鑑定理論についてはみんな7割越えてくるような気がしますが・・・。短答式が「落とす」試験と考えられる以上、それなりの難易度で来ると思います。
論文式試験の会場は全国で3会場しかなく、数千人規模で受けるであろう短答式試験で半分も通すわけには行かず、自ずから上位20%、多くても30%程度には絞る必要があるのではないかと思います。(論文式試験の会場の収容力も、一体何人出願したのかもわからないので超ザックリで申し訳ないですが)

それとも鑑定理論は初回なので、様子見でそこそこ簡単にしておいて、行政法規で絞るとか、そういう感じだということなんでしょうか。

もし、今回の模試より本当に簡単なら個人的には、逆に行政法規が恐ろしくなってきます・・。

■復習
・問題
区分所有建物及びその敷地は建物の一部を評価の対象とするため、その最有効使用の判定に当たっては、建物取り壊しを最有効使用とすることはできない。

・自分の考え
物理的、法的な実現性からみて、取り壊しを最有効使用と想定することは無理だろう。→○

・解答
建物の老朽化、構造上の欠陥等の理由で建物の取り壊しが最有効使用となることがありうる。

・感想
なりうるのはわかりますが、実現性ありますか?建替決議とって、やるんかい?

と思ったが、確かに不可能ではなく、問題の「することはできない」は誤り。
できるかできないかを問われているのに、筋違いな理屈で間違える・・私やりがちです。

■つっこみ
・問題
借家権とは、借地借家法が適用される建物の賃借権をいう。

・自分の考え
基準では借地借家法のみならず、廃止前の借家法が適用されるものも含むと明記されているので、「借地借家法が適用される」と限定している本肢は誤り・・と思ったけど他の肢に明らかに誤ってるものがあるからこれは○なのか・・・

・解答
本肢の通り

・感想
マジですか・・・。問題の肢からは旧借家法が適用される建物賃借権は借家権に含まれないような印象を受けますが・・。他の肢に明らかな誤りがあったので間違えずにすみましたが。どうなんでしょうか。考えすぎってことですか。この辺のさじ加減難しい。