これが現実なのでしょうか・・

今年3月に発表されるはずの平成19年地価公示データが、外部に漏洩したようです。以下はそのことについて言及されている不動産鑑定士の方のブログ記事です。
このブログは私が毎日見ているブログで、いつかここで紹介しようと思っていました。(こんな記事で紹介したくなかったですが・・)
試験勉強中の方には見てもすぐに何かの役に立つことは無いかもしれませんが、業界の現状を知るにも非常に有益なブログと思っています。よろしければ他の記事も読んでみてください。(右側フレームにTOPページをリンクしておきます。)

http://bouen.morishima.jp/blog-archive/200702/07/001906/

不動産鑑定士を志している方なら不動産鑑定評価基準を一度は読んだことがあるはずです。
総論第1章第4節の「不動産鑑定士等の責務」には

不動産鑑定士等は、不動産の鑑定評価を担当する者として、十分に能力のある専門家としての地位を不動産の鑑定評価に関する法律によって認められ、付与されるものである。したがって、不動産鑑定士等は、不動産の鑑定評価の社会的公共的意義を理解し、その責務を自覚し、的確かつ誠実な鑑定評価活動の実践をもって、社会一般の信頼と期待に報いなければならない。
そのためには、まず、不動産鑑定士等は、同法に規定されているとおり、良心に従い、誠実に不動産の鑑定評価を行い、専門職業家としての社会的信用を傷つけるような行為をしてはならないとともに、正当な理由がなくて、その職務上取り扱ったことについて知り得た秘密を他に漏らしてはならないことはいうまでもなく、さらに次に述べる事項を遵守して資質の向上に努めなければならない。

と綴られており、私もこの部分は重要と思い必死で暗記したものです・・。
高度な知識と豊富な経験及び的確な判断力を持ち、さらにこれらが有機的かつ総合的に発揮できる練達堪能な専門家
であるはずの不動産鑑定士がこのようにレベルの低いことをするということを信じたくありません。

もちろん鑑定士が漏洩したかはわかりません。せめてそうでないことを祈るのみです。